2011年6月29日水曜日

部屋にSCENE from VAN のポスターを貼った


「ボストンから1時間。ブッシュカントリーへ。風はスリーコードのブルースに聞こえた。」
1977 SCENE from VANー こんなコピーが好きだった。広告が輝いてた時代の話。

友達同士でVANジャケットのアイビールックを競い、C.P.OだのコードバンだのPコート
なんていうアイテムを分けもわからず追っかけていた、アメリカの自由な雰囲気に憧れてた頃。

部屋にSCENE from VAN のポスターを貼って悦に入っていた。

2011年6月4日土曜日

いつかの吉祥寺


歳の近い友人が突然いなくなる事って、こんなに淋しいんだと痛感した2011年の幕開けだった。彼は僕と同じ広告業界に身を置き、仕事の話はもちろんの事、拓郎やいろんな音楽論を語り合った。そしてマーケットメリーのベーシストでもあった。拓郎ファンの間ではよおこJ45という名称で親しまれていて、いろんなフォーク酒場でいろんなセッションをした。とにかく急な出来事にリアリティを持てずに、みんなが悲しい悲しいと言っているのを聞いても、架空の出来事の様に感じていた。

突然の別れは悲しみを伴わない。ただただ心にぽっかりと穴があいている様な感じで時を過ごした。立ち直る暇もなく震災を経験し、しばらく音楽も聴く気になれなかった。それでもやっぱりそういう心の歪んだところに何か潤いをくれたのも、誰かの奏でる音だった。反動の様にいろんなCDを聴き、ひと区切りつけようと、いろんな音源を整理していたら、彼とは本当にいろんなセッションをしたんだなあ、という事が今更ながら記憶によみがえる。バンドのリハとなると彼も真剣で、ライブ前は隠れて一人でスタジオに入っていたという事も最近知りました。まったく今もどこかでチョップなベース弾いてんでしょ、と思うのだが・・・このセッションはいつかの吉祥寺(スターパインズ・カフェ)で、豪華なメンバーと一緒に、おけいさんとデュエットしたり、彼も僕も(緊張しながらも)とても楽しそうに笑っている。 



愛の絆を / 吉田拓郎 1980年のアルバム「シャングリラ」より カヴァー

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