2011年8月23日火曜日

ある阿呆の一日



最高に気分がダウンして全ての事を忘れ去ってしまいたい時には、とにかくそれに近い状況を作り出す様に心がけてみる。つまり誰にも会わずに何もしないでだらだらとつまらないネガティブな思考に耽る。そうするうちにどんどん自分が嫌いになる。そうなったら出口は見える。嫌いな自分におサラバしたくなる瞬間を待つだけだ。そういう時、俺はいつも髪を切る。何故かいつもそうする。そうやってくだらない自分は何度も自分を貶める。そんな阿呆を再生するのは汚れきった窓ガラスを磨き上げるときの感覚にも似て、少しは晴れやかな気分にもなるものだ。

そう、俺はまた髪を切った。

くだらない日記になった。

明日はもっと軽やかに歩こうと思う。

2011年8月4日木曜日

コカ・コーラの夏




















コカ・コーラをはじめて飲んだときの事をミクシーで書いた。
炭酸のあのインパクトと何ともいえないあの味と色とボトルの形と
遠いアメリカの文化を日本の田舎町ではじめて味わったときに
なぜか、とてもワクワクした事をおぼえている。

暑い夏にコカ・コーラはかかせない。

故 西岡恭蔵の歌にもコカ・コーラの広告塔がシンボリックに登場する。
昔の夏は味があった。ゆっくりと時を過ごして、風を感じる時間が大切だ。


「パラソルさして」   詩 西岡 恭蔵

コカ・コーラの広告塔の影にまもられた夏が

ひと気のない公園に ポツンと君を浮かべる

人まち顔の街角はおいてきぼりの君の夏

のぞいた僕は きまぐれな風さ

  緑の夏をパラソルさして 君をさそって街を歩けば

  ときには風も吹くみたい ときには風も吹くみたい

麦わら帽子の穴ボコを 通りぬけた夏が

しゃがんだ君の横顔に 白い頬紅つけた

絵日傘さした 陽炎達と ドレスの君の舞踏会

見守る僕も 青い燕尾服

  緑の夏をパラソルさして 君をさそって街を歩けば

  ときには風も吹くみたい ときには風も吹くみたい

行くあてなしの ロマンス船が 光の海の公園で

君を誘った 夏の昼下がり

  緑の夏をパラソルさして 君をさそって街を歩けば

  ときには風も吹くみたい ときには風も吹くみたい

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