原題のUP IN THE AIRが何故か「マイレージ・マイライフ」という邦題になっているけど、観終わった今となってはあまりピンとこない邦題だ。
この作品を「ハートロッカー」と比較して、どちらもアメリカの抱える悩みを請け負った男の話として扱っている点で似ている、という様な事を言ってた評論家がいたけど、全くのお門違いだ。笑ってしまう。そこに焦点を当てて批評される作品ではない。実際に解雇通告をするための専門職というのがあるのか、はよくわからないけど、そんな事は実はこの映画を語る上においては大した意味はない。この映画は大人の「小さな恋のメロディ」なんだな。不良の大人のね。まあ、モラトリアムなんだけれども。CSN&Yやロイ・ブキャナンも流れるし・・・あ、こんな風に書くと全然的外れな先入観をもたれてしまいそうだけど、クルーニーはとてもクールとは言えない役柄を嫌みなくこなしているし、こういう映画はすごく好きです。ただ一つ残念なのは、最後の女性との電話のシーンを挿入した事。あれは無粋だ、と思う。というわけで、星4つ。
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