シネマイクスピアリにてウディ・アレン監督作『ミッドナイト・イン・パリ』を観ました。
最初の一音、最初のシーン、最初のセリフから、映画館のスクリーンに釘付けでした。ザッツ・エンターテイメント。ウディ・アレンの魔法の杖に見事にかかったのです。そしてしばらくその魔法から解けそうにない。
シドニー・ベシエのクラリネットで「シ・テュ・ヴォア・マ・メル」が流れ、ミニクーパーが走り去った瞬間に、タイムスリップは始まっているんですね。ステファン・レンベルの演奏する「ビストロ・ファダ」も秀逸。「ギター弾きの恋」のジャンゴも小粋だったけれど。無性にコール・ポーターやジャンゴ・ラインハルトが聴きたくなったので、あの陽気なスイングにしばし耳を傾ければ、そこはもうミッドナイトの芸術家たちの足跡を辿る夢のつづき・・・
今年一番のお気に入りになりました。
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