大好きなバンドの憂歌団のドラマー島田和夫さんが亡くなった。自ら死を選んだ詳細などは知るよしもないが、現在は活動を休止していた憂歌団、そろそろまた4人で集まりそうな予感もあっただけに今回の訃報は残念だ。彼らのライブは沢山観たが、またいつかあの酔いどれたブルースをあのメンバーの演奏で聴きたかった。
悲しさや淋しさやどうしようもないやりきれない事にいつまでもとらわれているわけにはいかないけど、そんな夜におあつらえ向きのウイスキーや音楽だってある。微睡んで、抜殻のように夜をくぐり抜けたら、クッと上を向いてゆっくり歩く。僕らの周りには本当にすぐにでもこわれてしまいそうなものが実は沢山あるのだし、その反面とても確かで、揺るぎ無いものだってある。信じられないものばかりではない。好きな歌を歌おう。
おきざりにしたものが沢山あるのに、ずっとそのままにしておいた。
それで、時が過ぎてしまえば置き忘れた事さえ忘れてしまう。そういう事を繰り返した気がする。でも所詮ひとりの人間に出来る事は限られているだろう。あせらずいこう。それでいいと言い聞かせながら。
Time is on my side・・・時間によりそって生きる事はなんて難しいんだろう。ストーンズはやっぱりMONOミックスがいい。チャーリーワッツの背筋の伸びたドラミングがよくわかる。憂歌団の島田さんも背筋がピッと伸びたドラマーだった。飾りのないドラムが好きだった。
誰がなんといっても好きなものは好きだし、嫌いなものは嫌いなので、どうしようもないじゃないか。そんなことわかりきっている。僕は○○が好きです。俺は○○が大嫌いだ。と何故はっきり言えないんだろう。他人の顔色見ながら価値を計っていると自分の声は出なくなる。好きな歌を歌おう。
失くした夢を追いかけて 男はいつも夢見てる
ある日どこかで虹をつかもう 空はいつも上天気
(憂歌団:心はいつも上天気)
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