2010年7月13日火曜日

はちくろ

ハチミツとクローバーの映画版、知り合いのプロデューサーが関わっていて「お前は美大出身だったよな、じゃ、もう知ってるよな」と言われて久しいが、やっと観る事が出来た。素直に良い作品だと思う。あと、多分に懐かしい。こんな時代があった。多くの才能に囲まれて暮らす日々。自暴自棄になる事も。貧しくても心には輝きを灯しつづけた。恋をした。失恋もした。傷つけ、傷つけられた。飲めない酒を毎日飲んだ。多感な頃。音楽も絵画も演劇も映像もすべてひっくるめてアートであった。吉祥寺や国分寺や国立が僕らの生活の場所であり、すべては希望に向っていた。無防備で世間知らずで。好きな事ははっきりしていた。

まあ、今でもあんまり変わっていない気もするけど。リリカルで大胆な、青春という名のときめく日々のこと。忘れちゃいけないだろ。

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